プロ野球開幕投手2026年版!12球団一覧と初選出6人、歴代記録を徹底解説
プロ野球のシーズンの幕開けを託される開幕投手は、各球団の戦力構想や監督の期待を読み解くうえで重要な存在だ。2026年は3月27日にセ・パ両リーグが同時開幕し、巨人の竹丸和幸、ロッテの毛利海大という2人の新人が開幕投手に抜てきされた。12球団のうち、初めて開幕投手を務めたのは6人。実績豊富な投手と新戦力が入り交じる顔ぶれとなった。
日本野球機構(NPB)の公式日程や開幕戦の記録をもとに、2026年の開幕投手一覧、セ・リーグとパ・リーグの開幕カード、初選出6人の注目ポイント、上沢直之や伊藤大海の起用歴を整理する。さらに、歴代の最多選出回数や連続記録、監督が開幕投手を選ぶ際の判断材料まで解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の開幕投手:セ・パ12球団の顔ぶれが出そろい、初選出は6人。新人の竹丸和幸と毛利海大も名を連ねた。
- 新人投手の活躍:竹丸は6回1失点、毛利は5回無失点で、ともに開幕戦の勝利投手になった。同日に新人開幕投手2人がそろって白星を挙げたのは史上初だった。
- 歴代の記録:開幕投手の最多選出回数は金田正一と鈴木啓示の14回、連続選出の最多記録は山田久志の12年連続。開幕投手の価値は、実績とチームからの信頼の両面に表れる。
【2026年最新】プロ野球開幕投手一覧と12球団の開幕カード
2026年のプロ野球は3月27日に開幕した。12球団の開幕投手は、セ・リーグで竹丸和幸、村上頌樹、東克樹、吉村貢司郎、床田寛樹、柳裕也、パ・リーグで上沢直之、伊藤大海、宮城大弥、荘司康誠、毛利海大、渡邉勇太朗という顔ぶれになった。
以下は、開幕時に発表された先発投手、これまでの開幕投手経験、3月27日の試合結果をまとめた一覧だ。選出回数や連続年数は、2026年の開幕戦時点の情報である。試合結果はNPBの公式日程と記録に基づく。
| リーグ | 開幕カード | 開幕投手と選出歴 | 2026年3月27日の結果 |
|---|---|---|---|
| セ・リーグ | 巨人-阪神 | 巨人・竹丸和幸(初)/阪神・村上頌樹(2年連続2度目) | 巨人3-1阪神。竹丸が勝利投手 |
| セ・リーグ | DeNA-ヤクルト | DeNA・東克樹(3年連続4度目)/ヤクルト・吉村貢司郎(初) | DeNA2-3ヤクルト。吉村が勝利投手 |
| セ・リーグ | 広島-中日 | 広島・床田寛樹(初)/中日・柳裕也(2年ぶり2度目) | 広島6-5中日。勝利投手は救援の森浦大輔 |
| パ・リーグ | ロッテ-西武 | ロッテ・毛利海大(初)/西武・渡邉勇太朗(初) | ロッテ3-1西武。毛利が勝利投手 |
| パ・リーグ | オリックス-楽天 | オリックス・宮城大弥(3年連続3度目)/楽天・荘司康誠(初) | オリックス0-10楽天。荘司が勝利投手 |
| パ・リーグ | ソフトバンク-日本ハム | ソフトバンク・上沢直之(5年ぶり3度目)/日本ハム・伊藤大海(2年ぶり2度目) | ソフトバンク6-5日本ハム。勝利投手は救援の松本裕樹 |
出典:スポニチアネックス、週刊ベースボールONLINE、日本野球機構の公式日程・試合記録。
2026年の特徴は、初選出の多さだけではない。巨人とロッテが新人を開幕投手に起用し、DeNAの東克樹やオリックスの宮城大弥は連続選出を継続した。新戦力への期待と、実績を積み上げてきた投手への信頼が同じ開幕日に表れたシーズンだった。

【初選出6人】竹丸和幸・毛利海大らに託された開幕マウンド
2026年に初めて開幕投手を務めたのは、巨人の竹丸和幸、ヤクルトの吉村貢司郎、広島の床田寛樹、楽天の荘司康誠、ロッテの毛利海大、西武の渡邉勇太朗の6人だ。内訳はセ・リーグ3人、パ・リーグ3人。新人は竹丸と毛利の2人で、残る4人はプロでの経験を積んだ投手だった。
竹丸和幸:巨人がドラフト1位新人に託した大役
巨人の竹丸和幸は、社会人野球の鷺宮製作所からドラフト1位で入団した左腕だ。新人投手が巨人の開幕投手を務めるのは、1962年の城之内邦雄以来64年ぶりだった。
3月27日の阪神戦では、6回を投げて被安打3、1失点、5奪三振。巨人は3-1で勝利し、竹丸は球団史上初となる新人の開幕戦勝利投手になった。開幕投手への抜てきに応え、試合をつくる役割を果たした点は大きい。
新人を開幕投手に起用する場合、首脳陣は将来性だけでなく、春季キャンプやオープン戦で示した状態、先発ローテーションに入れる準備が整っているかを見極める必要がある。竹丸の起用は、新人であっても開幕時点の戦力として期待できると判断されたことを示すものだった。
毛利海大:ロッテの新人開幕投手が76年ぶりに誕生
ロッテの毛利海大は、明治大学からドラフト2位で入団した左腕。ロッテの新人が開幕投手を務めるのは、毎日時代の1950年に榎原好が務めて以来76年ぶりだった。
毛利は西武との開幕戦で5回を投げ、被安打4、無失点。ロッテが3-1で勝利し、毛利はプロ初勝利を挙げた。長いイニングを投げ切ることだけでなく、序盤の失点を防ぎ、救援陣につなぐ役割を果たした点が光った。
竹丸と毛利は、ともに新人開幕投手として白星を手にした。日刊スポーツの記録記事によると、同じ日に新人の開幕投手2人がそろって勝利投手となったのは史上初。新人の開幕投手が勝利を挙げること自体が珍しいなか、2026年は歴史に残る開幕日となった。
吉村貢司郎・床田寛樹・荘司康誠・渡邉勇太朗にも注目
新人2人以外の初選出組も、それぞれのチーム事情を映し出す顔ぶれだった。ヤクルトの吉村貢司郎はDeNA戦、広島の床田寛樹は中日戦、楽天の荘司康誠はオリックス戦、西武の渡邉勇太朗はロッテ戦で開幕の先発を任された。
4人のうち、吉村と荘司は開幕戦で勝利投手になった。吉村が先発したヤクルトはDeNAに3-2で競り勝ち、荘司が先発した楽天はオリックスを10-0で下した。一方、床田が先発した広島は救援の森浦が勝利投手となり、渡邉が先発した西武はロッテに1-3で敗れた。
ここで押さえたいのは、初選出という肩書だけで投手の実力やシーズンの成否が決まるわけではないことだ。開幕投手は、チームがその時点で最も期待する役割を託された存在であり、その後の成績はコンディションや対戦相手、シーズンを通じた調整にも左右される。
【成績比較】上沢直之・伊藤大海と実績組の開幕戦
2026年の開幕戦では、初選出の新人が好投した一方、実績を持つ投手たちは厳しい立ち上がりを経験した。開幕戦の投球内容を比べると、開幕投手の評価は過去の実績だけでなく、その日の制球や被本塁打、失点の抑制によっても左右されることが分かる。
上沢直之:5年ぶり3度目の開幕投手
ソフトバンクの上沢直之は、日本ハム時代に2度開幕投手を経験しており、2026年は5年ぶり3度目の大役だった。パ・リーグの開幕前情報では、前年の上沢は23試合に登板して12勝6敗、防御率2.74。日本ハムから移籍したソフトバンクでも先発陣の柱として期待された。
開幕戦では日本ハム打線に初回から本塁打を浴び、5回4失点で降板。自責点は2だった。上沢は勝利投手になれず、ソフトバンクが6-5で逆転勝ちした試合の勝利投手は救援の松本裕樹となった。経験豊富な投手でも、開幕戦の勝敗は先発投手ひとりでは決まらない。
伊藤大海:2年ぶり2度目の開幕マウンド
日本ハムの伊藤大海は、2026年に2年ぶり2度目の開幕投手を務めた。前年は27試合で14勝8敗、防御率2.52を記録し、最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得。沢村賞にも選ばれた実績を持つ投手だ。
ソフトバンク戦では初回に3点の援護を受けたものの、栗原陵矢、近藤健介、山川穂高に本塁打を浴びるなど、6回途中9安打5失点で降板した。日本ハムは終盤に逆転を許して6-5で敗れたが、伊藤自身の敗戦投手にはならなかった。救援投手が決勝点を与えたためだ。
新人と実績組を比べると見えること
開幕戦の投球内容を比較すると、竹丸は6回1失点、毛利は5回無失点と、初選出の新人2人がともに安定した結果を残した。一方、上沢は5回4失点、伊藤は6回途中5失点。過去の実績と開幕当日の結果が必ずしも一致しないことを示す対照的な内容だった。
ただし、投球回や失点だけで投手の能力を単純に順位付けするのは適切ではない。打線の援護、守備、球場の特性、対戦相手の状態も結果に影響する。開幕投手の成績を比較する際は、投球回、被安打、奪三振、四球、自責点などを合わせて見る必要がある。
また、開幕戦で勝利投手になったかどうかは、先発投手自身の評価と完全には一致しない。2026年の広島-中日戦では救援の森浦が、ソフトバンク-日本ハム戦では救援の松本裕樹が勝利投手になった。先発投手の役割を評価するときは、勝敗だけでなく、どこまで試合をつくったかにも注目したい。
【選出理由を分析】開幕投手に選ばれる条件とは?
開幕投手は、単純に前年の勝利数が最も多い投手や、チームで最も知名度のある投手が務めるとは限らない。監督や投手コーチは複数の要素を考慮し、開幕時点でチームの勝利につながると判断した投手を選ぶ。
1.前年の実績とエースとしての信頼
シーズンを通じて安定した投球を続け、先発ローテーションの中心を担った投手は、開幕投手の有力候補になる。前年の勝利数や防御率、投球回数、重要な試合での登板経験は判断材料の一部だ。
2026年の伊藤大海や宮城大弥のように、前年までに高い実績を残している投手の起用には、シーズンの出発点を託すという意味がある。ただし、前年の成績だけで決まるわけではなく、春季キャンプでの調整や開幕時の状態も欠かせない。
2.コンディションと先発ローテーションの準備
開幕戦で長いイニングを任せられる状態にあるかどうかも重要だ。春季キャンプからオープン戦までの投球内容、球数、登板間隔、故障の有無などを確認し、無理なくシーズン初戦に入れる投手を選ぶ必要がある。
実績が十分な投手でも、調整が遅れていたり、体調面に不安があったりすれば、別の投手を開幕に起用する選択肢が生まれる。反対に、新人でも準備が整い、首脳陣の想定する役割を担えると判断されれば、竹丸や毛利のように開幕投手へ抜てきされることがある。
3.相手打線との相性と試合運び
開幕戦は注目度が高く、各チームにとってシーズン序盤の流れをつくる機会でもある。対戦相手の打線構成や左右のバランス、球場の特徴などを考慮し、どの投手が試合を組み立てやすいかを検討することも考えられる。
ただし、具体的な選出理由は球団や監督によって異なる。個々の投手について、公式発表や監督の説明が確認できない場合に、特定の相性や戦術が決め手だったと断定することはできない。開幕投手の顔ぶれから読み取れるのは、実績、状態、チーム編成を踏まえた首脳陣の判断だ。
4.チームの期待を背負える存在か
開幕投手は、シーズン最初の試合で先発するという技術的な役割に加え、チームの期待を背負う象徴的な存在でもある。経験を積んだエースに任せることで安定感を重視する球団もあれば、将来を見据えて若手に大役を経験させる球団もある。
2026年の巨人とロッテは、新人の竹丸と毛利を開幕投手に起用した。これは、経験年数だけでなく、現時点の準備やチームの期待が選出に関わることを示す事例だ。開幕投手の発表は、各球団がどの投手を中心にシーズンを始めようとしているかを読み取る手がかりになる。
【歴代の記録】最多選出回数と連続開幕投手の記録
プロ野球の開幕投手には、長年にわたり同じチームの初戦を任された投手たちの記録が残っている。2026年のフレッシュな顔ぶれを歴代の記録と比較すると、開幕投手を繰り返し務めることが、どれほど長期的な信頼を必要とするかが分かる。
最多選出回数は金田正一と鈴木啓示の14回
2リーグ制以降の開幕投手の最多選出回数は、金田正一と鈴木啓示の14回で並ぶ。金田は国鉄と巨人、鈴木は近鉄で開幕投手を務めた。続く記録としては、村田兆治の13回、山田久志の12回が知られている。
開幕投手を何度も務めるには、単年の好成績だけでなく、長い期間にわたって先発ローテーションの中心に居続ける必要がある。故障やコンディションの変化を乗り越え、監督が代わっても信頼されることが、選出回数を伸ばす条件になる。
連続選出の最多記録は山田久志の12年連続
開幕投手の連続選出記録は、阪急の山田久志が1975年から1986年まで記録した12年連続が最多とされる。鈴木啓示は1967年から1974年まで、村田兆治は1975年から1982年まで、それぞれ8年連続で開幕投手を務めた。
連続選出は、通算回数とは異なる価値を持つ。通算記録は長い現役生活のなかで積み上げられる一方、連続記録は毎年の開幕時点で先発陣の中心に選ばれ続けたことを意味する。シーズンごとの状態やチーム事情が変化するなかで、同じ投手に託し続けることは簡単ではない。
新人開幕投手はなぜ珍しいのか
新人投手を開幕投手に起用するケースは、長年の実績を持つ投手に任せる場合に比べて少ない。新人にはプロでの登板経験がなく、長いシーズンを戦う体力や調整方法も未知数な部分があるためだ。
2026年は、竹丸が巨人で64年ぶり、毛利がロッテで76年ぶりとなる新人開幕投手を務めた。さらに、2人が同日に勝利投手となったことも記録的な出来事だった。新人の起用は単なる話題づくりではなく、開幕時点での戦力として評価されたことを意味する。
こうした歴代記録を読む際は、選出回数、連続選出、開幕戦での勝敗を分けて考える必要がある。何度も開幕投手を務めた投手が、必ずしも毎回勝利しているわけではない。記録が示すのは、個々の試合の勝敗だけでなく、球団から継続して大役を託された実績でもある。
【プロの結論】2026年の開幕投手から読み解くチーム戦略
2026年の開幕投手を総括すると、最大の特徴は、実績のある投手と新しい戦力が同じ舞台に並んだことだ。東克樹や宮城大弥は連続選出を重ね、上沢直之は移籍後初の開幕投手を務めた。その一方で、竹丸和幸と毛利海大は新人ながら大役を任され、2人そろって勝利投手になった。
この顔ぶれから分かるのは、開幕投手の選出に単一の正解はないということだ。経験を重視する球団もあれば、春先の状態や新戦力の可能性を評価する球団もある。重要なのは、前年までの実績だけでなく、開幕時点での準備とチームの方針を合わせて見ることだ。
また、開幕戦の勝敗をそのままシーズン全体の予測に結び付けるのも早計だ。2026年の開幕日には、開幕投手が勝利投手になった試合もあれば、救援投手が勝利投手になった試合もあった。開幕投手の好投はチームにとって大きな材料だが、ペナントレースはその後も長く続く。
開幕投手を評価する際は、①選出歴と過去の実績、②開幕戦当日の投球内容、③シーズンを通じた役割、という3つの視点を持つとよい。初選出の投手には新たな柱として成長する可能性があり、複数回選ばれている投手には継続的な信頼が表れている。両者を同じ基準だけで評価しないことが、プロ野球をより深く楽しむポイントになる。
【プロ野球開幕投手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のプロ野球開幕投手は誰ですか?
A1:セ・リーグは巨人・竹丸和幸、阪神・村上頌樹、DeNA・東克樹、ヤクルト・吉村貢司郎、広島・床田寛樹、中日・柳裕也。パ・リーグはソフトバンク・上沢直之、日本ハム・伊藤大海、オリックス・宮城大弥、楽天・荘司康誠、ロッテ・毛利海大、西武・渡邉勇太朗です。
Q2:2026年に初めて開幕投手を務めたのは誰ですか?
A2:巨人の竹丸和幸、ヤクルトの吉村貢司郎、広島の床田寛樹、楽天の荘司康誠、ロッテの毛利海大、西武の渡邉勇太朗の6人です。このうち竹丸と毛利は新人でした。
Q3:2026年の開幕戦で新人開幕投手は活躍しましたか?
A3:はい。竹丸は阪神戦で6回1失点、毛利は西武戦で5回無失点と好投し、2人とも勝利投手になりました。同じ日に新人の開幕投手2人がそろって白星を挙げたのは史上初です。
Q4:プロ野球の歴代最多開幕投手記録は誰が持っていますか?
A4:開幕投手の最多選出回数は、金田正一と鈴木啓示の14回です。連続選出の最多記録は、阪急の山田久志が1975年から1986年まで記録した12年連続とされています。
Q5:開幕投手はどのような基準で選ばれますか?
A5:前年の成績、先発ローテーションでの役割、春季キャンプやオープン戦での調整状態、故障の有無、対戦相手との相性などが判断材料になります。具体的な選出理由は球団や監督によって異なり、前年の勝利数だけで決まるわけではありません。
まとめ:2026年の開幕投手は実績と新戦力の融合が特徴
2026年のプロ野球開幕投手は、セ・パ12球団それぞれの戦略を映し出す顔ぶれとなった。初選出6人のうち、新人の竹丸和幸と毛利海大が開幕戦でともに勝利投手となったことは、今季の開幕を象徴する出来事だ。一方、上沢直之や伊藤大海、東克樹、宮城大弥らの起用からは、過去の実績と継続的な信頼の大切さも読み取れる。
開幕投手の価値は、開幕戦の勝敗だけでは測れない。選出歴、当日の投球内容、チーム内で担う役割、そして歴代の記録を組み合わせて見ることで、監督がその投手に託した期待が見えてくる。2026年の開幕投手一覧は、シーズンの始まりを振り返るだけでなく、プロ野球におけるエースの条件や若手育成の考え方を知る手がかりにもなる。 (出典: プロ 野球 開幕 投手(Yahoo!ニュース))